【ワイン名】
アクメニネ / Akmenine
【生産地域】
フランス ロワール
【造り手】
セバスチャン・リフォー
/ Sebastien Riffault
【生産年】
2011
【タイプ】
白
【品種】
ソーヴィニヨンブラン100%
【ALC度数】
%
【容量】
750ml
【味わい】
粘性がしっかりとした琥珀色。
金柑のコンフィチュールやハチミツ、檜
の香り。凝縮したエッセンスと丸みを
帯びたたっぷりの旨味に火打石の
ニュアンス。生き生きとした酸がアフター
まで楽しめるドライな逸品。辛口。
【栽培】
小石まじりの粘土石灰土壌。
ビオディナミ。ビオロジック
【醸造】
リトアニア語で「石だらけ」という意味の
粘土石灰土壌で育つソーヴィニヨンブラン。
収穫後プレス、ステンレスタンクで12ヶ月
発酵、木樽で12ヶ月熟成しサンスフルで
瓶詰めしました。
●●セバスチャン・リフォー
/ Sebastien Riffault●●
サンセールで自然栽培醸造
テロワール毎のスペシャルキュヴェ達
1981年12月5日、サンセール生まれ。家
族は代々サンセールで農業を営んでおりました。
そんな自然の環境で生まれ育ったのがセバスチ
ャンです。お爺様の時代は山羊のチーズや小麦、
勿論ブドウ栽培と手広く色んな農業を行ってお
りました。そしてお父様エチエンヌの代になり、
ブドウ栽培からワイン醸造を手掛けるようにな
りました。お父様は無農薬ではありませんでし
たが、その当時まだそれ程ポピュラーでなかっ
たDomaineという自社畑・自社醸造・自社瓶詰め
をサンセールで根付かせた人物です。そのお父
様に育てられました。そのセバスチャンは7 〜
8歳頃から畑の仕事を手伝い、「絶対にワインを
造る!」と決めていたそうです。
自然界に育ったセバスチャンは当然ワイン造
りを目指します。最初にアンボワーズの農業高校
でワインを学び、その後ブルゴーニュ・マコンの
大学で醸造学を学びます。そこでクラッシックな
醸造を徹底して学びました。が、卒業後直に実家
に戻らず、ロンドンに向かいました。ワイン市場
の勉強をする為です。パリではなく、世界のワイ
ンマーケットを本格的に学ぶ為です。そこで今の
奥様と出会いました。彼は酒屋さんに務めており
ましたが、彼女はまだ学生でした。彼女はリトア
ニア人なのですが、英語・フランス語・イタリ
ア語・ドイツ語・リトアニア語と5つの言葉を話
せる凄い語学力の持ち主です。日本語にも興味
を持っているそうです。セバスチャンはロンドン
のワインショップで勤務した時にナチュラルワイ
ンを覚え、その後畑に戻らずパリの「ラ・ヴィ
ーニャ」というワインショップで働きます。
ナチュラルワインに目覚め、そのワインの販売で
は世界一とも言われるお店で勉強したかったか
らです。そこで最先端のワインを勉強しました。
Roch、Pacalet・・・等々頭から今までのワイ
ン観をひっくり返されたのです。ロンドンの確立
された伝統的なワイン、そしてパリの最先端の
情報を先取りしたワインを実際消費者であるお
客様とたずさわり、そして2004年にサンセール
に戻り本格的に自分のワインを造り始めました。
お父様がまだ現役だったので、最初はお手伝い
のような形です。が、酒屋さんをやっていた時の
2003年に0.5haをビオで試し「これなら大
丈夫!」と2004年から自分のワインを造ります。
2004年が最初の彼のヴィンテージです。彼の拘
りは最初っからSO2は一切入れない「O・二酸
化硫黄」のSansSouflesです。これで自信を付け
た彼は2005年に新しく1haをビオに2006年にま
た2haをビオに、徐々に徐々に畑を無農薬に切
り替え、2007年には100%完全無農薬の畑に
しました。なので2007年〜カリテフランスのビオ
認証を取得しました。彼の持ち畑は12ha、
この短期間で良くやったと思います。12haの内
訳は11haのソーヴィ二ヨンブラン種、1haのピ
ノノワールです。そしてお父様が60歳になり引
退し、彼が100%切り盛りする事になりました。
でも実際、畑仕事が好きなお父様は今もセ
バスチャンの仕事を時々お手伝いして下さい
ます。
セバスチャンに、何代目なのですか?って聞く
と「何代も前から農業を営んでいます。歴史の好
きなフランス人が、僕で何代目だと言う人が多い
けど、僕はそういうのは言いたくないんだ。何故
ってこの農法は僕が始めて、僕が一代目。でも決
して父を否定している訳ではありません。僕と父
は方法が違うだけなのです」と。彼のワイン造り
の方法は彼が色々学んで、ここまでたどり着いた
ものです。彼の言葉で言う「プルミエ・ゼネラシ
オン・キ・ア・ショアイジ・ビニュロン・ビオロ
ジック(意訳: ビオロジック農法は僕が初代です)」
なのです。私の質問は単純過ぎたのでした。彼の
トレードマークとも言える髭を見ていると時々年
上なのかと思う話しぶりと、子供のような無邪気
な一面と・・・とても純粋なお人柄。ワインの話
しをしだすと止まりません。彼は畑の中にいると
生き生きとします。
サンセールの畑は畝と畝が1.3mです。ブルゴ
ーニュは1mなので、1haに10,000本のブドウが
植わります。私の畑Touraineは同じロワール
でも1.5mの畝なので6600本、そしてこのサン
セールは7000本、ロワールの中では限りなくブル
ゴーニュに近い本数のブドウが畑に植わっている
ので手入れが大変です。セバスチャンはその密
度の高いブドウの剪定に拘ります。ブルゴーニュ
の拘ったサンセールの方が収量ははるかに少な
くなります。その方法とは1本のブドウの木に
ギヨーサンプルで4芽だけ残します。ですから収
量がぐっと少なくなり、ワインの濃縮度がぐっと
高まります。これだとどんなに頑張っても収量は
Max30hl/ha、ですから剪定からブルゴーニュの
特級畑と同じ位の収量なのです。彼のワイン
の秘密はこの剪定方法から始まります。当然
畑の中は化学肥料を使わず、テロワールを最大
限表現出来る環境作りに専念します。結果
1粒1粒の大きさは小さく、ギュッと凝縮され
た旨みの詰まったブドウが出来あがります。剪定
の方法もユニークです。彼と畑を歩いている時に
あるパワーの強いブドウに出会ったら「このブド
ウはどう剪定する?」って聞かれ、私が「この
枝とこの枝を残し主にして、これを切ってこの
芽だけ残すわ」って答えたら、その方法が彼
と同じだったのです。所謂醸造学校で学ぶ、
剪定方法と違うのです。どう違うか?と言う
と、我々はブドウの木のエネルギーを読み取り
ます。それは感覚なのですが、レシピには書い
ておりません。ブドウとの対話なのです。私は
他の栽培家と違って醸造高校を出ておりま
せん。いっきにオノローグの分野に行ったので、
実務経験は彼らの方が上なのです。
が、セバスチャンはどちらも学んでおりますが、
最終的にはブドウの神様の声を聞きます。私も
同じ考えです。なので剪定方法も自然と似るし、
考え方がとても良く解るのです。
彼の畑の守り方は凄い拘りがあります。無
農薬をベースにスパルタ教育でありながら最終
的にはブドウに限りなく優しい農法を選んでおり
ます。基本は放っておくのです。甘やかせていて
はいけません。それが肥料であり、土の興し方で
もあるのですが、必要な時に手を差し伸べます。
35もの違う個性の畑を管理するのですから、そ
の子達のリズムを読み取らないといけません。
ソーヴィニヨンブランは11haですが、その中の
4haが上のクラスの畑、その4haは一切トラク
ターを使用しないで100%馬で手入れをするの
です。その仕事量は半端ではありません。そう
そうここだけの話しですが、その肥料は勿論愛
情を沢山注いでいる馬にも協力をして貰って
おりま〜す。
ゆっくりと発酵し、その後1年ゆっくりと熟成
させます。マロラティックを急がないのです。醸
造家としては理想的ですが、輸入会社としては
困る面もあるのですが…(笑)無理に温度を上
げたり、MLFを促進させる事は一切行いません。
全てはブドウの神様に委ねた醸造方法、ひたすら
待つのみです。最初は大きなタンクで発酵させ、
樽に移し替えるのです。私はタンク発酵を行った
事がないので解りませんが、セバスチャンが言う
には冬の朝の日課は、醸造所に出勤して、まず
発酵チェックを最初に行います。その方法はタン
クの上の部分の音を聞いて、次にタンクの中位
の部分の音を聞きます。最後に一番下の部分
の音を聞きます。1つの同じタンクでもチチチチ
チ・・・という速度が違うのです。それを毎朝毎
朝確認するのです。面白いな〜と思いました。
私は樽発酵しかした事がないので、物理的に
樽の上からの音しか確認できません。それでも
充分面白いのですから、タンクの3 ヶ所が全く
違う音を奏でるのは本当に楽しい事なのでしょ
うね。
サンセールはロワールの中でも収穫は遅い生
産地です。その遅い生産地の中でもセバスチャン
はさらに熟度を上げる為、他の人たちよりも2週
間位収穫を伸ばします。その徹底ぶりは半端で
はありません。今まで色んな生産者を日本に紹
介してきましたが、彼は天然の天才醸造家、嫌
みのない素朴な純粋なヴィニュロンです。とって
もとっても素敵な生産者です。(新井順子)
(インポーター様資料により)
20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。
20歳未満の方へのお酒の販売はいたしておりません。